【ビール入門】クラフトビールってなんなの??原料とか定義とかのお話もどうぞ

どうも〜〜〜〜〜〜!

みなさんこんにちは!

ビールノミタイ運営者、イズミナオトです!

この度ビール特化ブログを開設致しました。

クラフトビールに深く携わりながら、皆様にビールのあれこれをお伝えしていけたらなと思っております!

以後お見知りおきを( ᐛ )!!

さて、初回は『クラフトビールって一体なんなの?』という疑問にお答えしていきます。

お店でよく聞かれるので、定義と材料面から振れていきたいと思います。

ビールのことをもっと知って、楽しく美味しく飲もう!

「クラフトビールってよく飲むけど詳しくわからん!」

「お店で説明されたけど寝て起きたら忘れた…」

「スタイルの名前はよく聞くけど結局なんなんかわからーん!」

みたいな人が多いのではないでしょうか。

そういったあなたのお悩み、頑張ってできるだけ解決していきます。

ビールの基礎知識を通じて、もっとビールのことを好きになっていただければ嬉しさの極みです。

ビールの魅力と歴史を知って、より一層美味しく、爆裂に楽しい人生を送りましょう!

ビールの主な原料は4つ!

世界中の人の喉を潤し、最高の快楽を与えてくれる美味しいビール…

さぞかし多種多様な原料を使っているのかと思いがちですが、割とシンプルです!

まぁいろいろとあるんですが…

とりあえずの基本原料は4つ!!

モルト(麦芽)

麦芽とは、大麦を発芽させてから焙燥(ばいそう)させたものです。

大麦は発芽すると趣旨中の糖化酵素が活性化します。

この酵素は麦芽に含まれるデンプンを糖に変えることができます。

酵母がビールを発酵させるためには糖が必要なので、この酵素の働きはビール造りには必要不可欠です。

低温でじっくり乾燥させる、高温で焦がしながら乾燥させるなど、焙燥方法を変えることで多彩な表情の麦芽をつくることができます!

ホップ

ホップとは、ツル科の植物で、雌しべは松かさに似た花のような形をしています。

毬花(まりはな)と呼ばれ、ビールの香り付けや苦味づけはもちろんのこと、泡持ちを良くする役割を担っています。

ホップの品種改良は世界各地で行われており、苦味が強いものや、フルーティーな香りのものなど、個性的な品種が続々と生まれています!

酵母

酵母とは、発酵をおこなう微生物です。

酵母が麦芽由来の糖分を食べることで、アルコールと二酸化炭素、そして香りの元となるエステルが生み出されます。

水はビールの90%を占めており、一般的にラガービールには「軟水」、エールビールには「硬水」が向いていると言われています。

原料の組み合わせによってビールの色・香り・味わいが決まってきます!

ビールの色や香り、味を決めるのはこの4つの原料ですが、麦芽もホップも酵母もありとあらゆる種類が存在するため、組み合わせ次第でビールの個性は無限に変化します。

ビール造りのどの工程で原料を使うか、温度や量を少し変えるだけでビールの味は大きく変わります。

原料以外にもめちゃくちゃある「副原料」

上記の4つの原料の他で使用する原料を「副原料」と呼びます。
最近行われた酒税法の改正により、ビールに使える副原料の幅がぐーーーーんと広まりました!

以前までは「麦、米、とうもろこし、こうりゃん、ばれいしょ、でんぷん等」とされていましたが、今回の改正で「果実、コリアンダー、香辛料類、ハーブ類、そば、ごま、蜂蜜、お茶、コーヒー、ココア、かき、昆布、わかめ……などなど」が追加されました。

日本ではビールに使える副原料をある一定ラインに定めており、それ以外の原料を用いると「ビール」ではなく「発泡酒」としなければなりません。

つまり…

「発泡酒」としてではなく、「ビール」として販売できる幅が広がったというわけです。

ビールの造り手、特に新規参入者からすると、いろいろ弊害があるとかないとか…

いまは説明なので省きます( ᐛ )!!

最近よく聞く「クラフトビール」って一体なんなの?

「クラフトビール」って言葉、最近めっちゃ聞きますよね。

スーパードライやキリン一番搾りと何が違うの?という疑問が浮かぶわけですが…

これ、実はめっっっっちゃ難しい問題なんです。

実は日本では現状クラフトビールを明確に定義されていません。

アメリカでは「ブルワーズ・アソシエーション」という協会が「クラフト・ブルワリー」の条件を定めているのですが、日本ではまだ何もありません。

ブルワーズ・アソシエーションでのクラフト・ブルワリーである条件は「小規模であること」「独立していること」「伝統的であること」の3つです。

日本で考えると、アメリカとの「小規模であること」のスケールが全く違いますし、「独立していること」の観点で見ると日本酒メーカーや大手ビールメーカーが生産しているクラフトビールがあるので範囲が狭く成りすぎてしまう問題があります。

難し〜〜〜〜〜いですね。

でもふわっと捉えると…

「大手ビールメーカー以外の地域密着型の小規模な醸造所で造られているビール」

がしっくり来るような気がしてます。

難しいことは置いておきましょう。笑

クラフトビールの特徴は、

・品質重視であること

・大手のビールに比べて種類が豊富

・個性があふれるビールが楽しめる

・地域密着である

などが挙げられるでしょうか。

やはり明確な定義は難しそうですね。

個人的には、ありがたいことにラフトビールブリュワーの方々と交流がある身なので、

「最高のビールと造り出そうとするブリュワーの想いが感じることのできるビール」

が現状一番推したい説明です。

自分で思い思いの「クラフトビールは何か」を考えることによって、ビールをより深く学び、各地に赴いたり、そこで飲んだり、造り手の想いを知ることで答え見つかるような気がしています。

みなさんもぜひビールの楽しさや多様性にどっぷり浸かってみてください。

割と楽しい世界ですよ( ᐛ )!!!!!